Fate/Beast night
「ん……?」
ふいに目が覚めた。
真夜中に。
時計を見た。針は深夜2時を差している。
普段なら寝ている時間だ。
そんな時間にわたしが目を覚ましてしまったのは。
誰かがわたしの身体を触っていたからだった。
わたしの布団の中にわたし以外の誰かがいて、わたしの身体を触っているのだ。
しかも服の上からじゃなく、身につけていた緑色の寝巻きの下に手を差し込んで、わたしの素肌に手を触れていた。
わたしの裸のお腹や、太ももや、おしりや、胸の上を誰かの手が這い回っている。
それで目を覚ましてしまったらしい。
一体誰だろうか?
……まあ、正直に言うと誰の手かは分かってはいるんだけども。
背後からわたしにしがみついてくる硬くて大きな身体。
聞き慣れた息遣い。
間違えようはずも無かった。
これは士郎の手だ。
わたしの弟の。
士郎の手がわたしの寝巻きの中に入り込み、わたしの身体を弄っている。
右手がわたしの胸のかたっぽをすっぽりと包み込んで、柔々と揉んでいる。
くり、くりと乳首を指先で擦るみたいにして弄りながら。
そして左手は休み無くわたしの太ももからおしりのあたりを撫で回している。
「んんっ……!」
思わず声が漏れた。
士郎の指先がわたしの乳首の先端を軽く撫でたから。
ぞくりっ、と腰のあたりが痺れるような快感があった。
もぞもぞと身体を震わせる。その動きで気づいたようだった。
「藤ねえ……」
「……んもう……」
わたしが起きたと知ると、途端に士郎の手の動きに遠慮が無くなってくる。
「藤ねえ……藤ねえ……」
胸に触ったり、おへそや内股を撫で回すだけでは飽き足らず、わたしの首筋に顔を埋めてきた。
なんだか身体全部でわたしを食べようとしているみたいに。
士郎はかなり興奮しているみたいだ。
「ちょっと……士郎……ダメよ……こんな夜遅くに……んんっ」
言葉の途中で乳首を指差しで弾かれ、わたしは思わず快楽の声をあげてしまう。
むぅー。今のはわざとやったでしょ。士郎。
お姉ちゃんを馬鹿にして〜。
少しムっとする。
「藤ねえ……させてくれよ……」
でも、そんなわたしに気づかないくらい、対する士郎は何か切羽詰った感じだった。
まあ、ここ2、3日、桜ちゃんが何故かこのおうちに泊まるとか言い出して、なかなかふたりきりで仲良くする機会が無かったのは事実だけど。
「だからダメだってば。桜ちゃんが隣のお布団で寝ているし……」
言いながらわたしはちらり、と隣のお布団に目をやる。
十二畳の畳敷きの和室。
わたしのすぐ隣で桜ちゃんが布団を敷いて寝息を立てていた。
顔が向こうを向いているから、寝顔は見えないけど。
こんな状況でえっちするのはさすがにまずい。
士郎がわたしに欲情してくれるのは嬉しいけど、それとこれとは話が別。
もし、えっちの最中に桜ちゃんが目を覚ましたら、どうするっていうのよ。
だから、ダメ、って言ったのに。
でも士郎は
「藤ねえが声を出さなきゃバレないよ」
そう言ってわたしの身体を弄るのを止めてくれなかった。
無茶言わないで。
「な……ちょ……やめっ……!」
わたしは身を捩って振り向こうとする。
そんなわたしの唇が、有無を言わせず塞がれた。
士郎にキスされたのだ。
士郎の舌がわたしの唇を割って、口の中に入ってくる。
そしてねろねろと生暖かい士郎の舌がわたしの舌を蹂躙してくる。
(むーっ、むーっ!)
口を塞がれて捕獲された動物みたいに唸るわたし。
呼吸を邪魔されて少し苦しかったりする。
しかもこの子、キスの最中もわたしの身体を弄るの止めてないし。
いろんな意味で少し苦しかった。
何分ぐらいそうしていただろうか。
ようやく口を離してくれて呼吸が楽になり、士郎の顔を見たわたしは。
思わずどきりとした。
(あ……士郎、わたしとすごく交尾したがってる……)
それがすごくよく分かったから。
わたしとキスし終えて唇を離した目の前のわたしの弟は。
牡の顔をしていた。
目の前の牝と交尾して、種付けしたい。
士郎の思いは違うかもしれないけど、本能がそう叫んでいる。
俺はお前と交尾して、お前に俺の子供を生ませたい、と。
それが分かったから。
どきどきした。
士郎の中の牡は、わたしに種付けして、わたしのことを孕ませたがってるんだ……。
わたしのおなかにあかちゃんを作ろうとしているんだ……。
脳裏に思い描いた。
士郎の精子で孕まされて、パンパンに膨れたおなかを抱えている自分を。
……
うーん。
なんだかわたしまで怪しい気分になってきちゃった。
もちろん本当に士郎のあかちゃんを身篭るようなことを、今やるわけにはいかないけど。
だってわたしは先生だし。士郎はその生徒だし。少なくとも今は。
「藤ねえ……」
そんな物思いにふけっていると、ぐい、と身を引かれた。
「わわっ」
士郎に抱き寄せられ、正面を向かされる。
そしてそのまま士郎は圧し掛かってきた。
ちょっと士郎、いくらなんでも強引すぎ。
わたしの両手を押さえるわ、首筋をペロペロ舐めてくるわ。
まるっきし獣化していた。
餌に喰らいつく犬みたいに、士郎は私の身体に口をつけてくる。
首筋から、わたしの鎖骨に。そしてそこから……胸の先端に。
士郎は寝巻きごしにわたしの乳首を口に含んで吸引してきた。
やっ、寝巻きの上からおっぱい吸っちゃだめっ!
がっつくように身体を貪られている。
その事実に、わたしはどんどんいけない気分になっていく。
ダメたって言ってるのに。
……。
……おや?
わたしのふともも。
それに押し付けられている硬いもの。
士郎のオチン●ン。
それに少し思うところがあった。
わたしはするっと手を捻り、士郎の手から軽々自分の手を抜き取ると、そのまま士郎のおっきくなったあそこに手をやった。
触る瞬間、士郎の身体が震えたが気にしない気にしない。
そしてびっくりした。
……わ、すっごく大きい。
触ってみると、すごい状態になっていた。
サオの部分が硬くなってる。まるで鉄みたい。
長さは……うわ。
いつもより1.5倍は大きくなってるんじゃないかな……?
その下のタマタマの部分は……。
気のせいかな。なんだか破裂するんじゃないかと思えるくらい膨らんでいる気がした。
多分相当わたしとえっちしたいんだろーな。
ここ数日ずっと出来なかったし。
きっと士郎のタマタマの中では、元気いっぱいの精子がたくさん、たくさん作られて、出番を待っているんだと思う。
……こんな状態なのに、させてあげないのはちょっと酷いかな……?
それに……
わたしにどんなに頼んでもさせてくれないからって、正気を無くして他の女の子に手を出すようなことになったら……?
……
………
そんなの、ダメー!!!
むぎゅっ!
「〜〜〜〜ッッ!!」
瞬間、士郎の顔が苦痛に歪んだ。
あ、ごめんごめん。
つい思い切りチン●ン握っちゃった。
うっかり握り潰すところだったわ。いけないいけない。
「……何するんだよ。危うく女の子になってしまうところだったじゃないか」
よっぽど痛かったのか、士郎はちょっと涙ぐんでいた。
「そうなったら、お姉ちゃんがお嫁にもらってあげるねー♪」
満面の笑みで言ってみた。すると。
「ひ、ひでぇ……」
鬼か悪魔でも見るような目でわたしを見る士郎。
まあ、冗談だけど。
士郎が女の子になるのはわたしも嫌だし。
「謝れ!!息子さんに謝れ!!」
涙目士郎。
まるでどこかのステージのキャストのように抗議してくる。
……さすがにちょっと虐めすぎちゃったかな?
それに、あまり拒みすぎて浮気されたら嫌だし。
「……わかったわ」
わたしは士郎の胸に手を当てて、押し返した。
「手をついて謝るわ。……だから、ね?」
微笑みながら。
ぞくそくとした興奮を感じながら。
ごろん、と士郎を押し返して。わたしが士郎を下にして。
士郎の前に蹲る。
そして。
「ごめんね〜♪」
言ってわたしは士郎の寝巻きに手をかけて、ズボンと一緒に下着を引っ張り脱がせた。
すると、びんっ、といきり立った士郎のチン●ンが飛び出してきた。
「うふふ〜。ビンビンだねぇ〜♪」
よっぽど興奮してるのか、すでにさきっぽが潤んでいる。
息を吹きかけてあげると、うう、と士郎が呻く。
可愛いなぁ。
わたしは微笑みながらものすごく硬くなっている士郎のチン●ンを、そっと握ってあげた。
それだけで士郎はうっと背中をそらせて悶えてくれる。
そしてそのまま、シコシコと扱いてあげた。
さきっぽに口を近づけ、舌先で精液の出てくるところをほじくってあげながら。
……正直あまり美味しい味はしないけど、士郎のだから嫌じゃない。
それに。
「うあ……うあああ……!」
顔を真っ赤にして、声を殺して悶える士郎がたまらなく可愛いから、そんなの全然嫌じゃない。
「どうしたのかな?……声を出すとバレちゃうよ?桜ちゃんに」
さっきのおかえしー。
扱いてあげながら、わたしはニンマリする。
士郎は顔を赤らめたまま、恨めしそうな顔でわたしを見てくる。
ふははは。お姉ちゃんを見くびるからこういう目に合うのだ。
……とはいえ。
ちらり、と横を見やる。
桜ちゃんは変わらず寝息を立てていた。
……まあ、深夜だし。
大丈夫だよね。
そしてわたしは向き直り、匍匐前進でさらに身を乗り出す。
「……ほーら士郎。こっちを見なさーい」
見て貰わないと効果半減。
言いながら、わたしは身を起こした。
寝巻きの前のボタンを一個、一個外しながら。
士郎の目はわたしの手の動きに釘付けだった。
食い入るように見ている。
ふふふふ。よろしい。
下まで全部外して、わたしは前を開けた。
おへそと胸の谷間が見える。
さっきまで寝ていたわけだから、ブラはつけていない。
寝巻きの下は、ほとんど裸だ。
「ほら。士郎の大好きなおねえちゃんのおっぱいですよー♪」
さらに匍匐前進。
右手で右のお乳を掬い上げて……正直、ちょっと掬い上げるという表現が正しいかどうか疑問だけど……わたしは士郎のオチン●ンのさきっぽに、薄紅色のお乳のさきっぽを近づける。
わたしは悔しいことにあんまり胸が大きくない。
……これは標準サイズ。日本人女性では一般的な大きさなんだと自分に言い聞かせ。
小振りに見えるのは、まわりが悪いんだと。
でもでも、かたちと乳首の色は綺麗だと思うの。
おっといけない続きだ続き。
だから、おっぱいで挟んであげたりはできないんだけど、やれないならやれないなりに、こういうことはできる。
士郎はそれから目が離せないようだった。
近づいていく、士郎のオチン●ンとわたしの乳首。
それが触れた瞬間、士郎の腰が浮き上がった。
……いい反応。お姉ちゃん嬉しい。
わたしも興奮しているので、乳首が硬くなっている。
コリコリになっていく乳首で、士郎のオチン●ンのさきっぽをなぞる。
密かにわたしも気持ちいいので、続けているとアソコがジンジンしてくるけど、それは秘密。
士郎の表情を見ながら続けてやる。
真っ赤な顔で後ろに手をつき、口を押さえて声を我慢している士郎が可愛くてならない。
絶対無理だけど、乳首を士郎のチン●ンの先の割れ目にねじ込むように動かしてやる。
途端にビクン、と士郎の痙攣にも似た腰の動き。
そろそろ限界かなー?
身を起こすわたし。そして。
えい。
かぽっ。
「あっ!」
乳首での刺激を止めて、とどめとばかりに、さきっぽを全部わたしは口に含んだ。
そこから傘にそって舌を這わせ、時折強く吸った。
じゅる、じゅるるるっ。
わざと唾液を吐き出し、吸い上げる。
我ながらすごい音。
「あ、あ、あ、あ……」
わたしにチン●ンを咥えられて、びくびく痙攣する士郎。
本当にそろそろ限界が近いっぽい。
プハッ、とわたしは口を離し、言ってあげる。
やわやわと袋を揉みながら、爪で優しく敏感な部分を擦ってあげながら。
「……精子出るの?」
がくがく、と首を縦に振る士郎。
実際ぎりぎりなのだろう。
「……じゃあ出しちゃいなさい。お姉ちゃんが全部受け止めてあげるから……」
そこまで言って、私は再び士郎のもののさきっぽを咥えた。
それとほぼ同時だった。
「出るっ!」
押し殺した声で叫んで、士郎は射精を始めた。
びゅる、びゅるるるっ。
(んん……っ)
数日間溜め込んでいた精液が、わたしの口の中に流れ込んでくる。
とっても濃い。それに量も多かった。
ねばねばで、どろどろ。
士郎が牡である証。
……うん。やっぱり先に1回出しておいて正解だったかも。
こんな濃い精液、中で出されたら安全日でもきっと妊娠確実。
ごくごくとそれをわたしは飲み込んだけど、あまりの量の多さに思わず咽そうになった。
士郎、出しすぎ。
それをぐっと我慢し、ほぼ全て飲み干すわたし。
で。
ちゅる、と射精の終わった士郎の、萎え始めたオチン●ンから口を離すと、わたしはくちゅくちゅと飲み込んでいない分を口の中で転がした。
対する士郎は仰向けに倒れて、はぁはぁと荒い息をついている。
むー。
折角ひとが不味いの我慢して、悦びそうなことをしてあげてるのに。
こいつめ。
意地である。
わたしは汗ばむ士郎の身体を、よじ登るように這い進み、圧し掛かった。
くちゅくちゅ、とやり続けながら。
射精後の気だるげな表情で、士郎はわたしの行動に気づく。
こっちを見た。
よし。
かぱっ。
「!」
すかさずわたしは口を開き、口の中の、舌の上に溜まった士郎の精液を見せてやった。
そして、ごくんっ、とその最後の精液を目の前で飲み込んでやる。
途端わたしの手の中で、むくむくとまた士郎のオチン●ンが元気になる。
……単純。
お姉ちゃんとしてはちょっと複雑。
「藤ねえ!」
わ。また獣化した。
文字どおりケダモノの動きでわたしに抱きつき、キスしてきた。
「んっ!」
で、わたしのことを押し倒して、舌まで入れてくる。
ちょっと……嫌じゃないの?
さっきまで士郎の精液入ってたのに。
まあ、士郎がいいならわたしもいいけど。
音を立ててわたしも士郎と舌を絡み合わせた。
キスしながら、わたしは士郎の背中に手を回す。
はだけた寝巻きの隙間から覗く私の素肌が、士郎の身体に直に触れる。
キュッと抱きつくと、士郎はそれに突き動かされたのか、わたしの下穿きに手をかけてきた。
寝巻きのズボンと一緒に、下着まで脱がそうとする。
わたしは腰を浮かせてそれに協力した。
するすると脱がされ、生まれたままの下半身を晒すわたし。
ジンジンしていたあそこはすでに濡れていて、脱がされるときに自分の下着がべとべとに湿っていたのが分かった。
栗色のあそこの毛が濡れてて、ちょっと絡んでる。
……うーん。
終わったら下着だけは替えなきゃだめよね……。
湿った下着なんかまた穿きたくないし。
これから士郎にヤられちゃう。
士郎にオチン●ンを突っ込まれて、身体の奥で、あかちゃんが宿るところで子種を注がれちゃうんだ。
種付けされちゃうんだ。
その事実にポーッとなってどきどきしていたけれど、頭の片隅でそんなことを考えるわたし。
そんなわたしに対する士郎は、わたしの足首から下穿きを全部抜き取って、裸の内股やお腹を撫で回している。
ハァ、ハァと動物的な吐息を吐き出しながら。