はずむが明日太のオンナになってから2ヶ月が経過した。
二人は元々は男同士だったのに、今は男と女で、つがいであった。

人目もはばからず終日ベタベタベタベタ。
友人たちは揃って明日太を性獣を見る目で見、はずむを哀れな牝犬を見る目で見た。

しかしそんなものは二人の前では何の障害にもならない。

元親友現つがい。

その異様な事実から来る性的興奮は、二人を性の虜にし、連日子作りを励ませるには充分すぎるものだった。

 

「ボク、明日太のチンチン大好きになっちゃったよ」

全裸で明日太の屹立した性器を扱き上げ、口で愛しているはずむ。
ここは明日太の家の風呂場。今日は明日太の家族が居ないので、これ幸いとばかりに明日太がはずむを連れ込んだのだった。

自分が無理矢理処女を明日太に奪われた場所で、今度ははずむは望んで明日太とまぐわっていた。

欲情しきった牝の表情で、明日太の男根を舐めしゃぶる。
手で扱き上げ、尿道を舌先で念入りに刺激し、先走り液をこくこくと飲み込む。

美少女となった親友がそんな奉仕をしてくれるのを見下ろし、行為でプルプルと揺れる乳房を見つめる。

桜色の吸い口が、動きに合わせて揺れ動く。

たまらなくなり、手を伸ばし摘むと、はずむの身体がピクンと跳ねる。

限界が来るのはすぐだった。

「の、飲んでくれはずむっ!」

「んんっ」

頭をぐいと自分の股間に押さえ付け、根元まで咥えさせる。
そこで明日太は射精をはじめた。

明日太の男根の先端から放出される大量の白濁液が、はずむの口腔内に流れ込んでいく。
一向に下がることの無い臭いと濃度。女を孕ませるのに十分な精液が。

そんなものを口の中に出されながらも、はずむはそれを嫌がるどころか。
射精している明日太の睾丸に手を伸ばし、指先で軽く揉んでいた。

まるでもっと射精できるように搾り出すみたいに。
明日太は、ああ、ああ、と言いつつ、はずむの頭をくしゃくしゃと撫で、最後の一滴まで出し尽くしていく。

射精が終わった。

明日太の力が弱まり、はずむはぐいと明日太の股間から頭を離し。
射精後で脱力している目の前で、こくんと飲み下して見せた。

喉が動き、胃の中に全部納めてしまう。

そして。

ちゅぴ、と舌を出し、かぱっ、と口をあけて。
口の中に精液が無いことを明日太に伝える。

自分は全部お前の精液を飲んだのだと。

「はずむ……」

再びこみ上げてくる欲情の赴くまま、明日太ははずむの身体に手をかけ押し倒した。

「んあっ、明日太ぁ……」

浴槽の縁にはずむの背中を押し付け、乳房を鷲づかみにし、絞り上げ、飛び出した乳首に吸い付く。
自分の唾液でべとべとにし、臭いを染み付かせ、所有権を主張するように。

明日太の舌がはずむの敏感な部分を這い回る。嬌声を上げ、悶えるはずむ。

俺の乳、俺の胎、俺のマンコ。

はずむの白い首筋や胸元、固く尖った乳首の先端までを唾液まみれにし、しゃぶりつきながら。

はずむのしまった腹や太股、柔らかい尻を撫で回す。
最高の触り心地。最高の気分だった。

「んくぅっ!」

そしてすでに濡れてきているはずむの性器に指先が触れたとき。
閃くものがあった。

ここは風呂場。
当然のことながら、石鹸、シャンプー、リンス類の入浴用具がある。

しかし男性が風呂に入る場合、必要な道具はそれだけではないわけで。

髭に当たる際に必要とされる道具。剃刀。

「……明日太?」

突然止んだ愛撫に、はずむは怪訝そうな声を出す。
緩く開いている太股。その中央に存在するはずむの性器。

もう何度も挿入し、その奥に存在する子宮に精液を仕込んだ場所。

その入り口には、子供を作れる身体になった成熟した女性である証……陰毛が生えている。

「はずむ、ちょっと動くな」

「え……」

明日太の声に疑問符を浮かべて。
そんなはずむをそのままに、明日太はおもむろにボディソープを手に取り、それをはずむの性器に塗りつけはじめた。

「ひゃんっ!」

突然のボディソープの冷たさと、大事な部分を直接弄られている刺激に、はずむは身体を震わせる。
いきなり何をするのか。
分からないままに、ボディソープで泡立てられていく自分の性器を見つめるが。

すぐに意味が分かった。

明日太が剃刀を手に取ったからだ。

「ちょ……」

「動くなよ……」

剃刀の刃を、はずむの膣口の周りに、陰毛に押し当てて。
じょりじょりと剃りはじめたのだ。

「あ……あ……!」

動くと怪我をしてしまうので、動けない。
なすがままに剃毛される。

毛を剃られ、童女のような無毛の性器にされる。
剃り落とされていく己の陰毛を、はずむは見つめていた。

そして。

明日太がざっとシャワーで泡を洗い流すと。
はずむは完全に無毛にされていた。

かぁっ、と顔が熱くなった。

明日太に毛を剃られ、つるつるにされた。

「明日太……」

目を潤ませながら、呟く。

「あそこの毛を剃るなんて……明日太に毛を剃られちゃった……」

顔に手を当てて。

「ボク……急に恥かしく……」

「それが女の子だ」

獣じみた息遣いで。
明日太ははずむに圧し掛かる。
男根の先端をはずむの入り口に向けて。
もう限界近くまで勃起していた。

「んんんっ!」

そしてそれがはずむの膣肉をかき分けて侵入してきたとき。
はずむは自分と交合している牡にしがみつき、胸を密着させた。

 

射精を終えて、繋がったまま過ごすひととき。
絶頂の余韻を残したまま互いの身体を撫で回し、舐り合うそのときに。
それはきた。

はずむの目が見開かれる。
その次の瞬間、はずむは口を押さえ、明日太を乱暴に押し退けた。

突然のその行動に、驚く明日太をそのままに、はずむは浴室から裸のまま飛び出した。
そして。

げえええ!おえええ!

トイレに駆け込み、胃の内容物を便器の内部に吐き戻し始めたのだ。
口や鼻からの吐瀉物と一緒に涙も流しながら。

それを同じく裸のまま、明日太は見つめる。

ジャーッ!

嘔吐が収まり、水を流しながら。
はずむは今の嘔吐の意味を考えていた。

そういえば。

女になってから生理というものが一回も来たことがない。

完全に女に作り変えられたのだから、当然来るはずなのに。

だとしたら……?

考えられるのは。

妊娠。
明日太の子供を身篭ってしまったのだ。

ボクのお腹の中でボクの卵子が明日太の精子と結びついて……?
明日太の赤ちゃんがボクのお腹の中に……?

いつも新鮮な明日太の精液がはずむの子宮内部を満たしており、明日太の精子が常に泳ぎ回っている状態だった。
ならばはずむの排卵と同時に受精が行なわれ、着床してしまえば妊娠が完了してしまうのは当然。予想される事態だったはず。

しかし。

妊娠。

孕まされた。
明日太に。

明日太に種付けされ、今、新しい生命が自分から栄養を受け取りながら胎の中で育っている。

今は普通だが、やがて自分の腹は大きく膨らみ、最後は苦しみとともに明日太の子供を産み出す運命が待っている。
子供を身篭らされたということは、そういうことを強制されたということだ。

ぞくっ。

何かがはずむの身体を奔った。

「はずむ……お前……」

そこに。

はずむの行動を見て、事態を察したのか。
戸惑いを含んだ明日太の声。
それにはずむは振り向いた。

「妊娠……したのか?」

自分の種で女が孕んだ。そのことの実感が湧かないのか。本当は予想もしていなかったのか。
あれだけ中出ししたのに。

「……かも」

それを知れば明日太はどんな反応を返すだろう。
喜ぶのだろうか。……それとも、堕ろせと言うのだろうか。

小さな不安の種。

だが、明日太の反応ははずむの予想を超えていた。

「はずむっ!」

「きゃあっ!」

いきなり襲い掛かってきたのだ。
フゥフゥと獣じみた息遣いで。

そして乱暴に背後から抱きしめ、乳房を捏ね回す。
腹を撫で回してくる。

「ちょっと!明日太っ!痛いっ!」

その獣のような勢いに、怯えを感じてしまうはずむ。

「お、俺の種なんだなっ!?俺の子供なんだなっ!?」

「ボク、明日太にしかさせてないんだから当たり前じゃないかっ」

震えるはずむの声。

「やったっ!」

え……?

「明日太……」

明日太の声には歓喜が含まれていた。
続く言葉にも。

「はずむが俺の子を孕んだっ!もうお前は俺のもんだっ!」

その一言。
その一言が、はずむの身体を奔り抜ける。

明日太の子供を身篭ってしまった。その意味が、奔った。

それは男にとって、女の完全な支配と征服を意味する。

自分は今、明日太に子宮を支配されて使われているんだ――

自分という存在を、明日太の都合で支配され、使われる。
明日太のために―――

ドクン。

心臓が大きく脈打ち、はずむの身体を燃え上がらせる。

親友だったのに。

 

そして十月十日後。

はずむは無事出産を終えた。

男の子だった。

異常な関係で興奮しつつできた子だから、当然なのかもしれない。

 

「ボク、完全に男の子じゃなくなったんだ」

制服を巻くり上げ、乳房を露出させ、乳首を咥えさせて。
我が子に授乳しながら、はずむは言う。

「明日太の赤ちゃんを産んで、よくそう思うんだ」

母乳の栄養が足りてるのか、丸々と太った赤ん坊。
はずむの乳房の中に蓄えられた、赤ん坊のための栄養源。

明日太の血を引く子供なだけに、いい飲みっぷりだった。
阿部高和総理の「赤ちゃんを母乳で育てられる社会を」発言に影響されたわけではないが、はずむは産むと決めたときから母乳で育てるつもりだった。

 

はずむが授乳している。
自分の精子を子宮に送り込んで卵子に受精させ、孕ませて産ませた結果だ。
あの綺麗な乳首から母乳が出るようになり、今、自分の子供を育ててくれている。
とてつもない征服感と達成感。
牡としての至福であった。

はずむの身体が子供を育てるために変化した。
そのことの象徴。

やがて。

授乳が終わって眠りはじめた赤ん坊を寝かせると、背後からすぐに明日太が取り付いてきた。
はずむの胸に手を回し、スカートの中に手を入れる。

「はずむ、はずむっ!」

「やっ、明日太ァッ!!」

寝ている我が子のすぐ隣で、はずむは明日太と絡み合う。
連日この調子だ。

2人目が腹に入るのは時間の問題かもしれない。

最初は戸惑いと拒絶の響きを帯びていたはずむの声は、徐々に熱を帯びた、甘いものへと変化していく。

「ボク、明日太の赤ちゃん産むために産まれて来たのぉっっ!!」

はずむのそんな声が、室内に響き渡った。

<完>

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